一行の詩

直観のままに、わくわくして生きていく

子どものころ、母の梅酒の大きな瓶から梅をもらって食べていました。今思うと不思議です。わたしは今、梅酒の梅を一粒食べただけでほろ酔いになるくらいお酒に弱いです。

子どものころ一粒も食べられたのかな??

 

子どものころに慣れ親しんだものって、大人になっても親しみやすいというか、母が作って食べさせてくれていた料理は自分でも作りやすい。反対に大人になってから色んなものを食べたり作ったりするようになっても、ついつい慣れ親しんだ味付けにしがち。

三つ子の魂百までってこういうことか。

 

梅の時期が来ると梅酒を仕込むようになったけれど、なかなか減らないので去年から梅シロップを作るようになりました。

子どもは梅のへたを取るのが大好きです。

 

梅酒から梅シロップへ、わたしというフィルターを通ったものが受け継がれてゆく。子どもは大人になって梅シロップを作るかもしれないし作らないかもしれないけど、確かに梅シロップの記憶は刻まれているはずで。

「変容しながら伝わっていく」ということに、自分の行動がつながっていることの不思議や、当たり前のようでいて奇跡のような、人と人との関わりに心を動かされます。

 

はてなの色んな方の梅仕事を覗かせて頂きながらじーんとした今年の梅シロップ作りでした。