一行の詩

直観のままに、わくわくして生きていく

プログラム

こないだまでは

コブシや木蓮の花が咲いているのをよく見かけた。

花が咲いているのを見て初めて

そこにあるのを認識する。

花の時期以外は「木々」として風景に馴染んでいる。

 

近頃はハナミズキが咲いているのをそこかしこで見つける。

どのハナミズキの木も

同じ時期にしっかり咲いている。

気温などを感じとって咲くのだろうか。

プログラミングされた通りの生命の営みに驚嘆する。

自分はどんな風にプログラミングされているのだろうか。

 

自分も生命のひとつなら

宇宙や地球の時間の中のほんの一瞬の夢みたいな一生を

花が咲く時期も

葉が茂る時期も

芽吹くまでの時期も

色んな時期がやってくることに抗わず生きたいと思う。