一行の詩

直観のままに、わくわくして生きていく

『世の中ががらりと変わって見える物理の本』

予定を入れるときはいつも、前後の予定との兼ね合いや、自分の体力諸々を考慮して熟慮してこれでもかというシミュレーションの末に決定します。

自分の経験からの智恵でもあるのだけど、その考える作業に使うエネルギーを節約できないかと考えていました。

それで今回の夏休みは予定が入るままに入れてみたのです。

まだまだ序盤ですが、もう夏の楽しかった思い出映像がダイジェストで流れてきそう。

 

電車にのって海水浴へ行ってきたのですが、子どもがそれなりに大きくなったせいか親の負担がぐんと減って、一緒に楽しめる時間が多くなった気がします。

 

一人になる時間がなかなか取れないのがつらいところです。どうして一人になる時間が必要なのか考えていました。

誰かと一緒にいると、その人との関係に紐付いた自分であることを選択しているのかな。

子どもならお母さんのわたし、友人なら友人と一緒にいるときのわたし、親なら子どものわたし。

誰でもないありのままのわたしでいられるのは、一人でいるときだけ。

 

海辺の暑いテントの中で、『世の中ががらりと変わって見える物理の本』を読んでいました。

『世界は関係で出来ている』のカルロ・ロヴェッリ著の本です。

まだ読了出来ていないのですが、この本でも世界は関係で出来ている、という捉え方を説明してくれていると思いました。

 

量子力学を扱わない古典物理学の捉え方をするときには、完成した方程式にすべての現象が当てはまるのがこの世界のあり方だと考えられてきたけれど、量子の世界はもっと無秩序に揺らいでいる。

「物質からなる世界ではなく、いくつもの出来事からなる世界といえるでしょう。(p56)」

 

わたしが量子力学や宇宙や世界の成り立ちに興味がわくのは、それらが人間の心や意識の世界とどこかでつながっているような、解き明かされていない黄金の法則が宇宙と自分をつなげてくれる気がするからかもしれません。